ある人が得意としている芸・技などを、それ以上にやってのける。「彼の歌い方は、カラオケ教室の先生のお株を奪ってしまうほど、じつにうまいものでした」
〔類〕十八番を奪う
〔語源〕この場合の「株」は、江戸時代、官が特定の人に許した職業、営業上での地位・身分や業務、また、それに伴う特権のこと。それを奪うとは、つまり、他人の専売特許とでもいうようなものを取り上げるということ。