[一言で解説]
「就職禁止事由」や「辞退事由」があるかどうかを調べるための書類。裁判員候補者に選ばれたときに、通知といっしょに裁判所から送られてくる。マークシート方式で回答する。
[詳しく解説]
裁判員候補者名簿に記載された人には、記載のお知らせとともに、調査票が送られます。調査票では、2つのことが問われます。ひとつは、候補者が現在従事している職業によっては裁判員になることができない「就職禁止事由」があるかどうかです。国会議員や弁護士は裁判員になることができません。そのことを調査することです。もう1つが、辞退する事情(「辞退事由」)があるかどうかです。70歳以上の人や、1年を通じて重病のため裁判員の仕事をこなせない人は、調査票で申し入れを行います。そのほか、最長2カ月、裁判員になることがむずかしい月を、あらかじめ申し入れることもできます。申し入れをどう判断するかは裁判所に委ねられます。
(関連項目)
→質問票