[一言で解説]
裁判員が、裁判の途中で病気にかかるなど、裁判に参加できなくなったときに、代わりを務める裁判員。補充裁判員も、裁判には最初から立ち会っていなければならない。
[詳しく解説]
裁判の審理が長くなると、裁判員が病気になったり、事故に遭うなどして、裁判に参加できなくなることもあります。そのときに、最初から裁判の審理に立ち会って、裁判の流れを知っている人に交代できるほうが、裁判がスムーズに進みます。そのための制度が、補充裁判員です。普通の裁判員と同じく、「裁判員等選任手続き」で選ばれます。「立ち会う」というのは、たとえば裁判員席の後ろの席で、裁判の様子を見聞きしているということです。証人などに質問を行ったり、評議に参加したりする権利は認められていません。
(関連項目)
→選任手続き