[一言で解説]
裁判員裁判を担当する裁判官は、判事と判事補に分けられる。判事は、多くの場合、司法修習後に「判事補」として裁判所に採用後、10年の経験を積んだ人が任ぜられる。判事補は、司法修習を終えた者から任命される。
[詳しく解説]
裁判所で裁判を行うのが裁判官です。この裁判官には、判事と判事補という職位があります。判事の方が職位は上。判事補は、司法試験に合格し、司法研修所で実務家としての訓練を受けた人から任命された新人裁判官で、いわば「見習い判事」です。ですから、判事補には、原則として、1人では裁判ができないとか、裁判長になることはできないなどの制約があります。判事は、法律上は、10年以上の在職経験がある検察官、弁護士、大学教授などからも選ばれますが、多くは、判事補を10年経験した人から選ばれることが多いです。10年で一人前の裁判官というわけです。
(関連項目)
→裁判官