[一言で解説]
第一審の裁判について取消しや変更を上級裁判所に求めること。
[詳しく解説]
たとえば、地方裁判所で受けた判決内容に不服ならば、当事者は上級裁判所である高等裁判所に裁判の取り消しを求めることができます。これを上訴といいます。上訴は、裁判が確定しない間に行う必要があります。原則として、判決が出てから2週間で裁判は確定し、上訴できなくなります。上訴には、控訴、上告、抗告の3種類があります。「控訴」は、通常は地裁の判決に不服があるときに高裁に不服申し立てをすることです。「上告」は高裁の判決について、最高裁判所に不服申し立てをすること、「抗告」は、裁判所が行った決定に不服申し立てをすることです。決定とは、判決と異なり、口頭弁論を開かずに行われる裁判です。
(関連項目)
→当事者/反対当事者