人間いつ死ぬか分かるものではないという無常にたとえる。この世に生をうけた者は、遅かれ早かれいつかはかならず死ぬものである。
〔類〕合わせ物は離れ物/生ある者は死あり
〔出〕歌舞伎(かぶき)・心中刃氷朔日(しんじゅうやいばはこおりのついたち)
〔会〕「惜しい人を亡くしたなあ」「おれたちと同世代だろ」「生き身は死に身かあ。おれたちも明日のことは分からんなあ」