一人の将軍が功績をたてる裏には、戦場で多くの兵士が犠牲となり、屍(しかばね)をさらしているのだ。陰にあって働く多くの無名の人たちを忘れて、功名を一部の指導者に帰することを怒っていう言葉。
〔類〕縁の下の力持ち
〔出〕曹松(そうしょう)・己亥歳(きがいのとし)
〔会〕「部長は自分一人で売り上げを伸ばしたような顔してるけど、あれはないんじゃないかなあ」「まったくだよ。おれたちが死に物狂いでセールスしたおかげなのにさ」「一将功成りて万骨(ばんこつ)枯るってやつだ。もうやる気出ないよなあ」