男女の縁というものは、どこでどう結ばれるのか、まことに不思議なものである。縁はさまざまの人を結びつけ、また離し去って倦(う)むことを知らないことをいう。
〔類〕合縁奇縁/出雲(いずも)の神の縁結び/何事も縁
〔出〕浄瑠璃(じょうるり)・丹波与作待夜の小室節(たんのばよさくまつよのこむろぶし)
〔会〕「交通事故に遭って入院したらさ、その病院で看護師をしてたのが小学校の同級生だったんだ。すっかり見違えちゃってね」「で、その娘と結婚するのか。縁は異なものっていうが、いいなあ。うらやましいなあ」