背中に負うた子供に、川の浅い深いを教えてもらいながら渡ることをいい、時には自分より劣っている未熟な者にでも、教えを請うことが必要な場合もあるというたとえ。
〔類〕愚者も一得/ひよこが親鳥に助言する/三つ子の教えで浅瀬を渡る
〔出〕浄瑠璃(じょうるり)・近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)
〔会〕「パパ、おうちのなかでは帽子を脱ぎなちゃい」「まいった、まいった。負うた子に教えられて浅瀬を渡るというやつだな、こりゃ」