中国の春秋戦国時代、越王勾践(こうせん)が呉王夫差(ふさ)と戦ったが会稽山に包囲されて敗れ、屈辱的な和睦(わぼく)を講じたという故事から、敗戦の恥辱をいう。あるいは、かつて他人から受けた屈辱のときをさす。
〔類〕臥薪嘗胆
〔出〕史記(しき)
〔会〕「西高のエース、松下の球をついに打ち崩したぞ」「春の大会ではまったく手が出なかった松下の球を、故郷の応援団の前で」「これでみごとに会稽(かいけい)の恥をすすぐことができた」「先輩……」