(水中を自在に泳ぎ回る河童でも、水に押し流されるように) その道の達人といわれるほどの人物でも、時には失敗をすることもあるというたとえ。
〔類〕泳ぎ上手は川で死ぬ/弘法にも筆の誤り/上手の手から水が漏る
〔出〕人情本(にんじょうぼん)・操形黄楊小櫛(みさおがたつげのおぐし)
〔会〕「あっ、またパットをはずしたぜ、あいつ」「うん、パットの名人といわれるあいつがどうしたんだろう」「こういうのを河童(かっぱ)の川流れっていうんだろうな」