人の力では、どうしようもないことがある。人事を尽くしてのち、天の運を待つほかない。あせらずに運勢の巡ってくるのを待てば、かならずよいことがあるというたとえ。
〔類〕棚から牡丹餅/福は寝て待て/待てば海路の日和あり
〔対〕蒔かぬ種は生えぬ
〔出〕俳諧(はいかい)・毛吹草(けふきぐさ)
〔会〕「いよいよ明日、昇進試験の発表だな。なんとなく落ち着かないな。しかし、おまえのんびりした顔してるな」「果報は寝て待て、さ。いらいらしても始まらない。なるようになるさ」