柿を食べたあとに残る種や蔕(へた)のような、それほど役に立たないような物まで、だいじにしまいこむ人をいう。
〔類〕吝ん坊の柿の種/袖(そで)から手を出すも嫌い/爪に火を点す
〔会〕「そんなちびた鉛筆まで拾い集めて」「子供にあげようと思って。子供にはこれで十分。もったいない、もったいない」「けちん坊の柿の種っていうんだ、そういうのを」「そんなに褒めてもらって」「褒めてんじゃないよ、皮肉だよ」