事がすんでからでは、どんなに悔やんでも仕方がないことをいう。悔やむくらいなら、事の始まる前に考えておけばよかったのに、という反省の句。
〔類〕転ばぬ先の杖/先立たぬ悔い/死んでからの医者話
〔出〕沙石集(しゃせきしゅう)
〔会〕「あのとき、約束の時間を守っていれば……、電話1本入れておけば……、寝坊しなければ……」「反省ばっかりする男だね、おまえは。後悔先に立たずだよ」