じょうずに仕上げようと思ってぐずぐずするくらいなら、少しは拙くとも早く仕上げよという教訓で、いかに仕事がよくても遅いよりは、できが多少劣っていても速いことには及ばぬというたとえ。
〔類〕急がば回れ
〔出〕孫子(そんし)/文章規範(ぶんしょうきはん)
〔会〕「企画書はできたか。先方との会議は明日だぞ」「いや、いま進行中です。いろいろ検討しながら」「巧遅(こうち)は拙速(せっそく)に如(し)かずだ。とにかく会議に間に合わせることだけを考えろ」