(1寸を退いて1尺を前進することから) 小事は譲って大事を成し遂げることをいい、小さな利益を捨てて大きな利益を招くことにたとえる。
〔類〕小異を捨てて大同につく/小を捨てて大に就く/少しく屈して大いに伸ぶ
〔出〕淮南子(えなんじ)
〔会〕「好きでもない人と、ほんとに結婚するつもりなの」「親がうるさくて」「でも、燃えるような恋がしたいって言ってたじゃない」「寸をくっして尺を伸ぶよ。恋人なら結婚してから、じっくりと捜せばいいでしょ」