1000日間もかけて刈り取った萱を、わずか1日で燃やすことをいい、長い年月をかけて積み上げてきた仕事や信用を、瞬時に失ってしまうことをいう。
〔類〕九仞の功を一簣に虧く/千日の功名一時に亡(ほろ)ぶ
〔出〕浮世草子(うきよぞうし)・兼好一代記(けんこういちだいき)
〔会〕「先生、くしゃみが……」「我慢しろ」「だめです、ハッ、ハッ、ハッ、ハックショーン」「あ、あ、あ、私のドミノが。この役立たずめ、千日の萱(かや)を一日だ」