(形はよく似ているけれども重量がまるで違うことから) 釣り合いが取れない、比較にならないことにたとえる。
〔類〕雲泥の差/駿河(するが)の富士と一里塚/月と鼈/灯心に釣り鐘/瓢箪に釣り鐘/雪と墨
〔出〕浮世草子(うきよぞうし)・西鶴織留(さいかくおりどめ)
〔会〕「お宅の息子さん、なかなか好青年じゃないか。うちの娘もそろそろ年ごろ。いい相手を探しているんだが……」「いいお話ですが、うちとそちら様では、同じ会社経営といえども規模が違います。まさに提灯(ちょうちん)に釣り鐘。息子にはもったいないです」