(鉄は灼熱(しゃくねつ)した柔らかいうちに、さまざまの形に鍛えあげることから) 何事も時期を選ぶことがたいせつで、人間も純粋な気持ちを失わない、若いうちに鍛えるのが肝心であることをいう。また、関心や情熱の薄れないうちに、早いところ実行に移すのがよいことにたとえる。
〔類〕老い木は曲がらぬ/好機逸すべからず/矯めるなら若木のうち
〔出〕西欧故事(せいおうこじ) Strike while the iron is hot.の訳。
〔会〕「新人社員の教育係になったんだって」「それがさ、どいつもこいつも超新人類で、どう手をつけていいやら困ってるんだ」「おまえなりの方法でびしびしやればいんだよ。鉄は熱いうちに打てというじゃないか」