天を仰いで唾すれば、その唾は自分の顔面にかかってくるように、人に危害を及ぼそうと考えて、かえって自分が害をこうむることをいう。
〔類〕仰いで唾を吐く/因果応報/風に向かって唾す/自業自得/爾(なんじ)に出(い)ずるものは爾に反(かえ)る/人を呪わば穴二つ/身から出た錆
〔出〕四十二章経(しじゅうにしょうきょう)
〔会〕「生意気な新入社員を困らせてやろうと思って、ファイルの順番をわざと入れ換えてやったの」「おもしろいじゃない。で、どうなった」「それがさ、みごとに引っ掛かったのが、私ってわけ」「やっぱりね、天に唾(つばき)するような結果になるわけだ」