幼いときは並外れた才能の持ち主だと思われていた子供も、成長するにしたがって、まったくの平々凡々の人になることが多いというたとえ。
〔対〕蛇は寸にして人を呑む/人は十歳 木は一丈/三つ子の魂百まで
〔会〕「おれだって、小学校のころは、クラスでトップだったんだぜ」「それが今では、しがないサラリーマン。十で神童 十五で才子 二十過ぎれば只(ただ)の人……。よくある話じゃないの」