ひどい目に遭って泣いている顔を、さらに蜂が刺すということで、不幸のうえに不運や苦悩が重なることをいう。
〔類〕こけた上に踏まれる/転べば糞(くそ)の上/損して恥かく/頼む木の下に雨降る/弱り目に祟り目
〔会〕「昨晩、たいへんだったんだって。課長のお供で、説教に愚痴。はしご酒でけっきょく、家まで送らされて」「ああ。家に着くなり、こいつにむりやり付き合わされてだって。奥さんの冷たい視線、ほんと、泣きっ面(つら)に蜂(はち)さ」