雨に降られないように準備しておく傘のことで、人間は前もって心の準備をしておくことがたいせつであることにたとえる。
〔類〕転ばぬ先の杖/降らぬ先の傘/用心は前にあり
〔会〕「ねえ、幸子って、もう1000万円近くも貯金したんだって。なんでも、結婚できなかったときのことを考えて、30歳までに1億円ためるらしいわよ」「濡(ぬ)れぬ先の傘(かさ)とはいうけど、それにしたって気が早過ぎない」「それだけ先を見る目があるのよ」