見た目には負けたようであっても、全体からすれば負けてはいないことをいう。物事は大局から見なければ分からないものである。
〔類〕征服のための屈伏/叩(たた)かれた夜は寝やすい/逃げるが勝ち/負けて勝つ
〔出〕歌舞伎(かぶき)・蔦紅葉宇都谷峠(つたもみじうつのやとうげ)
〔会〕「今回の入札、横浜の会社だったってな」「でも、あの予算じゃ低過ぎるよ。負けるが勝ちさ。とても採算に合う仕事じゃないよ」