(「蠡」は巻き貝の貝殻) 貝殻のような小さな容器で、海水の分量を測ろうとすることをいう。取るに足りないような狭い識見で、遠大な物事を推測しようとする愚かさにたとえる。
〔類〕貝殻で海を測る/蠡測
〔出〕東方朔(とうぼうさく)
〔会〕「あーあ、これで彼女とも終わりさ。分からないもんだね。欲しがる物はなんでも買ってやったり、サービスこれ務めたのにな」「きみ、そんなことで歓心を求めようと思っているの。蠡(れい)を以(もっ)て海を測っちゃだめ。もっとだいじなことを忘れちゃいませんか」