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吉田司（1945‐ ）著。1988年受賞。 [解説] 今では“公害の聖地”化が進む熊本・水俣。水俣病被害者支援の一人として著者が生活を共にした若き患者たち。裁判と運動の陰で黙殺されてきた苦悩する彼らの群像と自立運動の軌跡を赤裸々に描く。雑誌初出時、患者関係者から“厄災の書”と見なされ、７年を経て書籍化された、いわくつきの作品。
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