「クジラ」とは豊富な資金量を有する公的な機関投資家のたとえで、5頭とは日本銀行、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)、共済、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険のこと。共済は、国家公務員共済、地方公務員共済および私学共済のことであり、別々に数えて「7頭のクジラ」と呼ばれることもある。その豊富な資金量がアベノミクス以降の株式市場の高騰の下支えとして機能してきており、2015年ごろから株式市場で言われるようになった。たとえばGPIFでは公的年金の積立金の運用において日本株式の組み入れ目標(25%)があり、日本の株式市場における買い入れ余力がどの程度あるか、などが注目されている。