会計基準の世界標準化を推進することを目的とする国際機関。前身である国際会計基準委員会(IASC International Accounting Standards Committee)の業務を引き継ぐ形で、2001年4月にロンドンに設立された。IASBは国際財務報告基準(IFRS)とよばれる会計基準を作成する任務を担う。IASBのボードメンバーは14人の監査人、財務情報作成者、財務情報利用者、学識者からなる。メンバーには専門能力と実務経験が必要とされ、IASBの概念フレームワークに基づいて判断し、公共の利益のために行動することが求められる。IASBは、12年までにボードメンバーを16人まで拡大することに合意しており、日本からも山田辰巳が理事として設立当初から参加していたほか、現在は鶯地隆継がメンバーとして参加している。