2005年に開始されたクレジットカードと同様のシステムで、非接触ICチップ搭載の決済機能付き携帯電話(「おサイフケータイ」)を読み取り端末にかざし買物代金を支払う。代金請求は通常のカードとまとめられる。またEdy(エディ)や乗車券・定期券としても使えるモバイルSuicaのように、専用端末で事前に入金し、ストアドバリュータイプの電子マネーとしても利用できる仕組みもある。少額決済が迅速にできるため、コンビニエンスストアやドラッグストアなど商品単価が低く、レジに行列ができやすい店での買物に適しているとされる。数千円以下の少額決済市場規模は60兆円とも言われ、カード会社や携帯電話会社が積極的に参入しているが、利用単価が低く収益性が低いという問題がある。