セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなどの大手コンビニエンスストアが2010年以降に力を入れている低価格のプライベートブランド(PB→「リテールブランド」)。これまでのコンビニPBは単身者や高齢者を想定したものが多かったが、新PBではコンビニエンスストアが飽和化する中で、主婦などの女性客をターゲットとしており、スーパーマーケットの取扱品目とバッティングするものが増えている。たとえばローソンの「ローソンセレクト」はティッシュペーパーやレトルト米飯をはじめとする約30品目で、既存のNB(ナショナルブランド)よりも価格を2割程度引き下げたものを販売、セブン-イレブンでは総菜類を中心として、イトーヨーカ堂と同価格でのグループ共通PB「セブンプレミアム」を強化した。