投票所の外で投票直後の有権者に行う投票行動調査。主に選挙結果を予測するために行われる。日本では、投開票日当日のテレビの選挙特別番組において全体の選挙結果予測を発表する際、あるいは各候補の当落を速報する際に、基本的なデータとして出口調査結果が用いられている。また、全国紙が早版の記事や見出しを作成する際の参考情報としても用いられる。年齢別に投票政党を示すなど投票行動の分析にも用いられる。ただし、投票者のみが対象となる調査であり、有権者全体の縮図を構築することを目的とした世論調査ではない。このため、出口調査における内閣支持率や政党支持率を有権者全体の傾向と捉えることはできない点に注意が必要である。