兵員約2万人(洋上の海兵隊を含む。戦時には6万人)、主要戦闘艦艇約50隻、海兵隊機を含む艦載機200機を備える世界最強の艦隊。日付変更線からアフリカ南部(東経42度)まで地球の半分をカバー。根拠地は日本の横須賀、佐世保、沖縄ホワイトビーチ、グアムのアガナ。旗艦ブルーリッジと空母キティホークの機動部隊計11隻が横須賀、強襲揚陸艦エセックスなど6隻が佐世保を定係港(母港)とする。キティホークは、対テロ戦争では米特殊部隊の洋上基地として、イラク戦争では攻撃機部隊の発進基地として重要な役割を果たした。2003年夏、横須賀基地の12号バース延長工事に着工、08年のキティホーク退役後の原子力空母ジョージ・ワシントンを配備した。米軍の再編(トランスフォーメーション)で、佐世保の揚陸艦部隊はトマホーク搭載のイージス艦や攻撃型原潜計4隻を増強され、遠征攻撃群(ESG)が編成された。(→「在日米軍再編」)