自国の主権を守るために、領海内での外国船舶の無害でない航行や不法行為を監視・取り締まる警察行動。一義的には警察や海上保安庁が担当するが、その対応能力を超える場合は自衛隊法による治安出動や海上警備行動が発動される。能登半島での不審船事案などの例がある。2012年8月の沖縄県尖閣諸島への不法上陸を受けて、同月末に海上保安庁法が改正され、違法船舶への立ち入り検査なしの「退去命令」発令や、離島で起きた犯罪捜査や犯人逮捕などの警察権執行を海上保安官に認めた。同年9月14日、対象となる全国19の離島を告示。