2012年9月に防衛省が発表した「サイバー攻撃対処指針」は、防衛省・自衛隊のシステムおよびネットワークに対するサイバー攻撃への対処を統合的に実施する能力を強化する方針を掲げた。その中核となる組織として、防衛省が14年3月26日に発足させた部隊。防衛省・自衛隊のネットワークの監視およびサイバー攻撃発生時の対処を約90人、24時間体制で実施するとともに、サイバー攻撃に関する情報の収集、分析、調査研究等を一元的に行うことを任務とする。内閣官房情報セキュリティセンターなど既存の政府機関や、海外のサイバーセキュリティー関連機関とも連携しながら、サイバー攻撃対処能力を強化することになっている。