2006年8月に安全保障理事会(安保理)決議1704によって設置された国連平和維持活動(PKO)。02年の独立後、東ティモールにおいては、05年5月より国連政治ミッションである国連東ティモール事務所(UNOTIL)が設置されていたが、06年5月に治安が悪化したため、より治安面を強化した新たな対応としてPKOが設置された。UNMITは、治安維持のほか民主的統治や選挙、国家警察の訓練・強化、人権の保護・促進・監視といった側面においても、東ティモール政府を支援する。日本は、国連の要請を受け、10年以降、軍事連絡要員として自衛官2人(非武装)をUNMITに派遣している。