国連総会決議によって1966年に設立された総会の自立的補助機関。体系的、持続的な開発援助を行うことによって、経済的、社会的発展を目指す途上国政府の自助努力を支援することを任務とする。最近は、ミレニアム開発目標(MDGs)として設定された2015年までの貧困の半減を最優先課題とし、民主的ガバナンスの確立、災害予防と平和構築、持続可能なエネルギー開発と環境保全、エイズ、情報通信技術などに力点を置いている。UNDPは1990年より毎年、人間開発報告書(Human Development Report)を刊行しており、その中で、人間開発指数(HDI)を各国別に発表し、持続可能な人間開発に取り組んでいる。