安全保障理事会(安保理)を構成する15カ国のうち、5つの常任理事国(アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国)以外の10カ国。国連総会により、毎年5カ国ずつ改選され、任期は2年で、継続しての再選は認められない。常任理事国はP5(Permanent Five)、非常任理事国はE10(Elected Ten)とも呼ばれる。また、議長国は理事国が毎月輪番で務めることになっている。2013年10月、国連総会はチャド、チリ、リトアニア、ナイジェリア、サウジアラビアの5カ国を非常任理事国に選出した。しかし、同年11月、サウジアラビアが辞退したために12月に改めて選挙を行い、アジアグループ枠のヨルダンが選出された。日本は、過去10回、非常任理事国に選出されているが、今回は被選挙資格がなく、選出されていない。なお、12年に選出されたアルゼンチン、オーストラリア、ルクセンブルク、韓国およびルワンダの5カ国は、継続して非常任理事国の席を占めている。