情報革命の衝撃によって、兵器技術、軍隊運用法、軍事組織等に大変化が起き、戦いの形態、さらには戦いの性格までもが変わることを指す。ただし、「変化の内容」と「戦いの性格」については、大別して三つの異なる見解がある。(1)兵器技術、運用、組織は「劇的に進歩」するが、工業化時代の戦争と同様に、戦いの性格は国家間における「消耗戦」である。(2)情報関連の兵器技術(C4ISR・精密誘導・サイバー・宇宙・ステルス等)のみならず、運用や組織等すべての軍事分野で「変革」が起こり、戦いの性格は国家間の非消耗戦(機動戦、ショック戦、麻痺〈まひ〉戦、コントロール戦)となる。(3)国家間紛争は減少し、非国家勢力による紛争が頻繁に起こるため、戦闘行動とともに「戦争以外の軍事行動(MOOTW)」をも重視した兵器技術、運用、組織等となり、戦いの性格も非消耗戦となる。(→「消耗戦/機動戦」)