島内の部族対立を抑制し治安維持のため多国籍軍を派遣してほしいとのソロモン諸島政府の要請を受けた太平洋フォーラム(PIF)は、2003年7月の年次総会で、オーストラリア(2000人)とニュージーランド(200人)を中心とした軍と警察の多国籍混成部隊を、ソロモン地域支援ミッション(RAMSI)として派遣することを決議した。東ティモール国際軍(INTERFET)派兵以後、南太平洋の安全保障への軍事的貢献に積極的な「太平洋の副保安官」オーストラリアがまとめ役となった。オーストラリアは03年年11月にソロモン諸島復興支援のための14カ国会議をシドニーで開催している。RAMSIの活動は現在では軍事面から社会復興活動に変化している。(→「ソロモン内戦」)