焼却や資源化などの廃棄物処理で生じた残さを埋め立てる施設。一般廃棄物は市町村の判断で処分場の管理方式を決めるが、産業廃棄物は性状によって処分方式が定められており、(1)ガラス、陶磁器くずなど、汚染の恐れのない廃棄物が対象の「安定型」、(2)雨水や海水に有害物が溶け出さないことが証明された廃棄物が対象で、ゴムシートなどで遮断して浸出水処理を行う「管理型」、(3)有害物が含まれるため、コンクリートなどで厳重に外部と遮断し、浸出水を防ぐ対策を講じた「遮断型」がある。最終処分場は水源となる山間部や、臨海部などに立地することが多いので、汚染について十分な対策が必要である。