アスベスト訴訟のうち、屋外のアスベスト曝露によるもの。2011年以降、全国で集団訴訟が提起されている。横浜建設アスベスト訴訟(第1陣)では横浜地裁が12年、原告の請求を棄却。原告は控訴した。同じ屋外型の東京建設アスベスト訴訟(第1陣)では、東京地裁が同年、原告の国に対する請求を一部認め、原告と国の双方が控訴した。福岡建設アスベスト訴訟でも福岡地裁が14年、原告の国に対する請求を一部認め、原告と国の双方が控訴した。兵庫県尼崎の工場の近隣住民遺族らによる神戸アスベスト訴訟(第1陣)では、神戸地裁が12年、原告の国に対する請求を棄却したが、企業に対する請求は一部認めた。最高裁で15年、上告不受理決定により一審判決が確定した。同2陣では神戸地裁が15年、原告の請求を棄却。原告が控訴した。