外国人とは、ある国から見てその国の国籍を持たない者をいい、無国籍者や国家として認められていない地域の人々も含む。それらの人口が外国人人口であり、旅行者など短期の滞在者は含まれない。日本の場合、外国人人口とは3カ月以上滞在する外国人あるいは定住する外国人の総数を指し、そのデータとしては、総務省統計局が5年ごとに実施する国勢調査と、法務省が集計・公表する在留外国人統計がある。2010年国勢調査によれば、日本の総人口1億2805万7352人に対し、外国人人口は164万8000人(概算)で1.3%を占める。在留外国人統計による13年12月末の在留外国人数は206万6445人であり、国籍の内訳は、多い順から中国(64万9078人)、韓国・朝鮮(51万9740人)、フィリピン(20万9183人)、ブラジル(18万1317人)、ベトナム(7万2256人)、アメリカ(4万9981人)、ペルー(4万8598人)、タイ(4万1208人)、台湾(3万3324人)、ネパール(3万1537人)。外国人と移民とが混同されることがあるが、移民は国籍を問わず外国生まれの者を指す点で、両者は概念上異なる。移民は当初外国人であることが多いが、その国の国籍を取得し帰化すれば、もはや外国人ではない。