団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンの利用者などを被保険者とし、金融機関を保険契約者・保険受取人とする保険のこと。民間の住宅ローンでは、この団信への加入が不可欠とするところがほとんどであり、その場合、健康上などの理由から団信に加入できない人は住宅ローンを利用できないことがある。ただし、保険料については原則的に金利に含まれているため、利用者が別途負担する必要はない。契約後に住宅ローン利用者が死亡したり、高度障害に陥った場合などには保険会社から金融機関にその時点の住宅ローン残高相当額の保険金が支払われ、残高はゼロになり、家族には住宅ローン支払いのないマイホームが残ることになる。なお、住宅金融支援機構と民間提携の「フラット35」については団信への加入義務がなく、加入する場合には別途保険料の支払いが必要になる。