日本で一般に消費されている食品の栄養成分(コレステロールなどの非栄養成分を含む)の分析表である。1950年に初版が発行されてから逐次改訂が行われ、最新版の五訂増補版は2005年1月に発行された。18食品群1878食品の栄養成分(たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、脂肪酸組成等)が掲載されている。特徴は、代表値といって、分析のために入手した一つの試料について測定した一つの値を掲載していることである。外国の成分表では、複数試料についての値を掲載したり、平均値を掲載しているものもある。一部の食品は調理後の成分値が掲載されているが、掲載されていないものは調理後の値は推定することとなっている。また、加工食品も一部のもののみが掲載されている。食品成分表は、国民健康・栄養調査における栄養摂取量の計算の基礎ともなっており、わが国の食料計画の基礎データとして重要なものである。