日本で最初に発売されたレトルト食品は、今から40年前のカレーである。当時は、大きな具を入れたものは、殺菌がしにくいので中身はルーのみであった。その後、技術の進歩により具が大きいものも開発され、売り上げが伸びるようになった。2008年度は対前年比109%の伸びとなっている。カレーは今でも、レトルト食品の代表であり、生産量もレトルト食品全体の44%を占めている。朝食をしっかり食べることが、健康的な食生活の維持に欠かせないという啓発活動の成果か、朝食を食べる人が増加している。その際に利用されるものとして、「朝カレー」といって、レトルトカレーが人気商品となっている。朝食に適した小ぶりの商品も発売されて人気となっている。