花王のクッキングオイルの商品名。特定保健用食品として許可を受けていたが、体内で分解すると発がん性物質に変わるグリシドール脂肪酸エステルが含まれていることが問題となった。グリシドール脂肪酸エステルはすべての食用油に微量含まれているが、エコナは、その量が一般食用油に比べて数十倍と高いことが問題となった。特定保健用食品には、一度許可されると許可を取り消す規定がなく、特定保健用食品の許可制度の見直しの可能性も検討された。2009年10月、花王がエコナ関連10製品を特定保健用食品から削除する申請を提出したことで決着した。消費者庁は、政務官をリーダーとして「食品SOS対応プロジェクト」を立ち上げ検討した結果、特定保健用食品制度の見直しに着手した。