抗高脂血症薬として知られている薬剤で、商品名は「エパデール」。2012年10月、OTC医薬品(→「一般用医薬品」)へのスイッチ化が認められた。本剤は脂質改善薬として、血中の中性脂肪(トリグリセリド)量を表すTG値が、150ミリグラム/dL以上(基準値は30~149)の場合に用いる。脂質低下作用だけでなく、抗血栓作用、抗炎症作用などの効果もある。副作用による健康被害への懸念から、OTC医薬品へのスイッチには複数の反対意見も唱えられ、長期継続審議を経て承認された。ただし、薬剤師がセルフチェックシートで合併症の有無などを確認する、といった厳しい条件付き。服用は医療機関を受診した患者に限る、とも明記されている。