育児不安の解消、子育て指導のため、市区町村を実施主体として1993年度から保育所等地域子育てモデル事業が始まった。保育所などに子育て支援指導者(コーディネーター)を配置し、保育所に通っていない乳幼児も対象として育児相談や電話相談などを行ったり、育児講座を開いたり、子育てサークルへの支援を行ったり、地域の保育ニーズに応じ、各保育所間で連携を図り、特別保育事業(乳児保育、障害児保育、延長保育、夜間保育、一時保育、長時間保育)を積極的に実施しようとした。95年度からはこれを地域子育て支援センター事業と改称し、児童委員などのボランティアの協力も含めて、家庭の延長として何でも相談・支援できる地域子育てネットワークづくりを推進した。99年度は「ベビーシッターなど地域の保育資源の情報提供等」の事業も追加した。98年度の840カ所から、2006年度は3433カ所に増加した。