白い筋肉とも呼ばれるインナーマッスルは、反射神経にかかわる動作の時に使う筋肉、あるいは力を抜いて動作する時に使う筋肉のこと。このインナーマッスルを鍛えるトレーニング法として、広く行われているのが、ゴム製のチューブやバンドを使ったチューブトレーニング(tube training)である。チューブトレーニングは、チュービングトレーニング、ラバーバンドトレーニングとも呼ばれる、筋力トレーニング法の一種である。ゴムが引き伸ばされる時に生じる張力が、伸ばす距離に応じて強まるため、運動強度を自由に変えられるという特徴がある。また、チューブやバンドは軽量かつコンパクトなので、携帯も便利である。こうしたことから健康のためのスポーツ、スポーツ選手の筋力強化といった分野だけでなく、病院でのリハビリテーションにも広く使われている。