総合的な体づくりを目的として、オールラウンドな運動適性を向上させる、ウエートトレーニングによく似たトレーニング法。1950年代にイギリスのR.モーガン、G.アダムソンによって考案された。各メニューの間に休息をとらないことと、運動負荷が軽いという点で、ウエートトレーニングとは明らかに異なる。腕、胸、腹、背、脚といった部分の筋肉を強化する運動に、縄跳びや昇降運動などの全身運動を加えた6~12のメニューを、休息なしで通常は3回ほど循環(サーキット)する。休息をとらないことで、筋力トレーニングに持久力トレーニングを加えたことになる。原則として2回続けて同じ筋肉を使わないよう、メニュー選びに注意する。最初にチェックした所要時間を短縮することで、トレーニングの効果をあげていく。スポーツ選手だけでなく、健康のためのスポーツにも広く利用されている。